“とっくり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トックリ
語句割合
徳利95.8%
徳久利4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は飲んだくれだが、さかずき徳利とっくりも持たず、ビールの栓ぬきも持っていない。部屋では酒も飲まないことにしていた。
いずこへ (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
大甕おおがめ、酒甕、捏鉢こねばち徳利とっくり花立はなたてつぼ、これが広っぱに山のように積んである。博多はかたあたりの町を歩いて必ず荒物屋にあるのは、皆ここから供給される。
北九州の窯 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
のたまわくだ。なにしてやがるかと思って、やぶけた窓の障子からのぞくとね、ポンポチ米を徳久利とっくりきながら勉強してやがるんだ。