“とげ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
棘々80.0%
刺々20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勿論もちろん一寸ちよつとことばはじめにもチがつくが!』と王樣わうさま棘々とげ/\しくまをされました。『れを侮辱ぶじよくするか?え!』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
が低くて枝が棘々とげ/\して幹が捩曲ねぢくれて居る日本の樹木よりも、セエヌの河畔に立つ白楊樹は Corot の名畫にもゑがかれた通り如何に優美温和に見えるであらう。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
十六七から二十はたち頃までの、あの……憧れ……とか、申しますんですか……あんな心持に似てはをりますが、何処かずつとさし迫つた、いやに刺々とげ/\しい気分なんでございますね。
(新字旧仮名) / 岸田国士(著)
そして刺々とげ/\しく笑つた。