“とうちゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
陶鋳40.0%
塔中20.0%
筒中20.0%
膅中20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
換言すれば婦人は、実に我が将来の国民を陶鋳とうちゅうし出すところの一大技師なのである。しからば婦人の任務の重且つ大なるは言わずとも知らるべく、男子としてこれを軽蔑することはならぬ。
現代の婦人に告ぐ (新字新仮名) / 大隈重信(著)
いや、蝙蝠にかぎることはない、なんでも動物霊気れいき感応かんのうを必要とするのだから、ねずみでもねこでもいいが、いまこの塔中とうちゅうには蝙蝠よりいないのだから、ぜひそれへ指でもふれたいのである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
筒中とうちゅうに五雄蕊ゆうずいと一雌蕊しずいとが見られる。花後かごには、宿存花冠しゅくそんかかんの中で長莢ちょうきょう状の果実がじゅくし、二つにけて細かい種子が出る。このように果実が熟した後くきれ行き、根は残るのである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
膅中とうちゅうゆがみか疵があったのだとみえ、最初の一発で砲口が破裂し、砲手が砲身の破片で腹をうちぬかれ、砲座の外側、東の竹柵に叩きつけられて即死するという散々な始末だったので
ひどい煙 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)