“陶鋳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうちゅう66.7%
たうちう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、不幸にして二年間の経験によれば、予は教育家として、殊に未来の海軍将校を陶鋳とうちゅうすべき教育家として、いくら己惚れて見た所が、到底然るべき人物ではない。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
換言すれば婦人は、実に我が将来の国民を陶鋳とうちゅうし出すところの一大技師なのである。しからば婦人の任務の重且つ大なるは言わずとも知らるべく、男子としてこれを軽蔑することはならぬ。
現代の婦人に告ぐ (新字新仮名) / 大隈重信(著)
が、不幸にして二年間の経験によれば、予は教育家として、殊に未来の海軍将校を陶鋳たうちうすべき教育家として、いくら己惚うぬぼれて見た所が、到底然るべき人物ではない。
入社の辞 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)