“てっぱん”の漢字の書き方と例文
語句割合
鉄板100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菊池半助きくちはんすけが、身をすくませたのも道理、中二階の天井てんじょうには、いちめんの鉄板てっぱんが張ってあって、それに、氷柱つららのような、無数のやじりが植えてあるのだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
水に強いと云うかつらわたり二尺余のりぬき、鉄板てっぱんそこき、其上に踏板ふみいたを渡したもので、こんな簡易かんい贅沢ぜいたくな風呂には、北海道でなければ滅多めったに入られぬ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
鉄板てっぱんをのせた横長よこながの火鉢のまえに向き合って、その紅梅焼を焼いていたのである。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)