“てついた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鉄板80.0%
鐵板20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔物の長持は堅い板の隅々すみずみ鉄板てついたをうちつけた、いやという程巖乗がんじょう代物しろものだし、金具も同様に堅牢けんろうに出来ているのだから、病身の格太郎には、とて打破うちやぶることなど出来そうもなかった。
お勢登場 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
犯行現場の道具類の滑かなおもてには家内の人々の指紋がわずかに残っているばかりだったし、又、僕が最初異状を発見した蔵の錠前の鉄板てついたの表面にも、これこそはと意気込んで鑑識課へ廻されたが
悪霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
段の角毎に張付けた鐵板てついたをぎら/\燒けるやうに光らせてゐる。
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)