“てぜま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手狭96.7%
手狹3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
深窓の佳人という言葉があるが、どこにどんな帳裡ちょうりの名花があるか、武家の家というものは、幾ら手狭てぜまでも奥行の知れないものだと思った。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
世に売れている人たちの仕事場などに比べては見るかげもないほどの手狭てぜまな処、当り前ならば、こっちからことばを低くして訪問もすべきであるのを
いへ間數まかず三疊敷さんでふじき玄關げんくわんまでをれて五間いつま手狹てぜまなれども北南きたみなみふきとほしの風入かぜいりよく、には廣々ひろ/″\として植込うゑこみ木立こだちしげければ、なつ住居すまゐにうつてつけとえて
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)