“ていほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丁奉50.0%
鄭宝16.7%
丁峰16.7%
定法16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに侍立する文武官の顔ぶれを見れば、左の列には張昭ちょうしょう顧雍こよう張紘ちょうこう歩隲ほしつ諸葛瑾しょかつきん虞翻ぐほん陳武ちんぶ丁奉ていほうなどの文官。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「仕官するのを好まないようです。魯粛の友人の劉子揚りゅうしようというのが、巣湖そうこへ行って鄭宝ていほうに仕えないかとしきりにすすめている由ですが、どんな待遇にも、寄ろうとしません」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
世が泰平ならば、或いはそれも結構ですが、天下の時流はあなたのような有能の士を、こんな田舎におくことは許しません。——巣湖そうこ鄭宝ていほうに仕えるくらいなら……あえてそれがしは云いきります。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そいつかもしれない。——おういっ、丁峰ていほう、丁峰」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
甲乙丙丁数人の性格を取捨按排しゅしゃあんばいしてここに特別の人物を作出つくりだす事あり。別に定法ていほうなし。唯何事も内面より観察するを必要とす。外面より観察してこれを描写するはやすく内面よりするはかたし。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)