“ちおん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
知音50.0%
知恩25.0%
徴音25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もんもりと雪ふりつもる朝まだき知音ちおんの墓はめて親しさ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
アストンにしても、黒住くろずみにしても、その説くところ間違いなきをし難いが、我が固有こゆうの教えは知恩ちおんの念にてるものなりとの一条はあやまちなしと信ずる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
そのうちに英国の碩学せきがく、ことに日本の古代宗教および文学に精通せるアストン先生の書中に、神道しんとう知恩ちおんと愛情の宗教なりという一句があった。これが僕の眼に大いにとまった。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
この音階にあって宮音たる平調と、徴音ちおんたる盤渉とは、主要なる契機として常に整然たる関係を保持している。それに反して、他の各音は実際にあっては理論と必ずしも一致しない。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)