“だいきち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大吉88.9%
熊蜂11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんななかで大石先生は三人の子の母となっていた。長男の大吉だいきち、二男の並木なみき、末っ子の八津やつ。すっかり世の常の母親になっている証拠しょうこに、ねえさんとよばれた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
とよ大吉だいきちふ文字を見て安心はしたものゝ、大吉はかへつてきように返りやすい事を思ひ出して、またもや自分からさま/″\な恐怖きようふ造出つくりだしつゝ、非常につかれてうちへ帰つた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
熊蜂だいきちを投げて見ると、掴まへると同時にりぼんのやうな廣い糸を尻から繰り出して、くる/\と蜂をまはし/\眞白に卷いてしまふ。
べつ甲蜂 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)