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『べつ甲蜂』
ふりがな文庫
『
べつ甲蜂
(
べっこうばち
)
』
春さき、はんの木山を歩くと、かげろふの糸のやうな白い毛がふわりと飛んで來て、顏や頭にひつかかる。ねば/\してうるさいので、取りすてようとしても中々離れぬ。地震蜘の糸だ。いぼとり蜘とも言つてゐる。巣へさはると、おこつて網全體を震動させる。はじ …
著者
横瀬夜雨
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
熊蜂
(
だいきち
)
針毛
(
はりげ
)
仔
(
こ
)
土室
(
つちむろ
)
退
(
の
)