“たれがし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
誰某33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それにしても殿様、堤の上から、船の中の人の眼玉を射るのは容易の腕前ではございません。何のたれがしと言う楊弓の名人でもなければ——」
「それにしても殿樣、どての上から、船の中の人の眼玉を射るのは容易の腕前では御座いません。何のたれがしと言ふ楊弓の名人でもなければ——」
此の日やそら晴れて、六四千里ちさとに雲のたちゐもなく、六五草枕旅ゆく人のむれ々かたりゆくは、けふは誰某たれがしがよき京入みやこいりなる。此のたび商物あきものによき六六徳とるべき六七さがになん、とて過ぐ。