“そんごくう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
孫悟空94.1%
孫呉空5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ギリシャ神話にはねの生えた靴を穿いている神様があります。西遊記の孫悟空そんごくう觔斗雲きんとうんに乗って一瞬に千里を走るのです。速度の夢ですね。
偉大なる夢 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ふところから白磨きの十手、たもとからはくり出す捕繩ほじやう。七つ道具をふりかざした八五郎は、孫悟空そんごくうのやうにをめき叫んで飛かゝるのです。
やがて孫呉空そんごくうが雲の上を曳々声えいえいごえ引背負ひっしょったほどな芭蕉を一枚、ずるずると切出すと、ぷん真蒼まっさおにおいが樹の中にこもって、草の上を引いて来たが——全身ひっくるまって乗っかった程におおきいのである。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)