“孫呉空”の読み方と例文
読み方割合
そんごくう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて孫呉空そんごくうが雲の上を曳々声えいえいごえ引背負ひっしょったほどな芭蕉を一枚、ずるずると切出すと、ぷん真蒼まっさおにおいが樹の中にこもって、草の上を引いて来たが——全身ひっくるまって乗っかった程におおきいのである。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)