“そくさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
息災88.9%
息才11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その子が、不出来であろうが、まずい顔をしていようが、まず息災そくさいにすくすくと伸びていくさまを見るほど、心安さはないのである。子供を育てるのは畢生ひっせいの大事業だ。
小伜の釣り (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
見廻しけるに首はおちず何事も無健全まめ息災そくさいなり依て我が家へ立歸りしぞと物語ものがたりしかば娘はうれしく是全く金毘羅樣こんぴらさまの御利益りやくならんと早々うが手水てうずにて身をきよめて金毘羅の掛物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
自分の商売繁昌よりは情人の無事息才そくさいで災難をのがれますようにと祈っているほどで、泥水から足をあらって素人になるをちっとも嬉しく思いません。
見られコレ城富幸手さつて實母じつぼ息才そくさいで居かとの尋ねに城富はハツとかうべ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)