“そうべん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
双鞭50.0%
僧弁50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だッ——と馬を馳け合すやいな、双鞭そうべんの唸り、風を切る禅杖ぜんじょう、さながら波間はかん魚紋ぎょもんそのまま、凄まじさといったらない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
禁軍で名高い双鞭そうべんの名手呼延灼こえんしゃくと聞けば、なんだか、ちょっとそそられるなあ。それとだ、奴が梁山泊の不名誉を、ここで取り返す気だとすれば、桃花山を
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが、この楊志ですらも、呼延灼こえんしゃく双鞭そうべんの秘術には敵の一ぱつも斬ることはできなかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けだし元帝兵を挙げて賊をちゅうけいに入らんことを図る。時に河東かとう王誉おうよ、帝に従わず、かえって帝の子ほうを殺す。帝鮑泉ほうせんりて之を討たしめ、又おう僧弁そうべんをして代って将たらしむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)