“魚紋”の読み方と例文
読み方割合
ぎょもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だッ——と馬を馳け合すやいな、双鞭そうべんの唸り、風を切る禅杖ぜんじょう、さながら波間はかん魚紋ぎょもんそのまま、凄まじさといったらない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黒い魚紋ぎょもんのように、社頭に群れて、はやくからはやる駒を泳がせていた武者ばらの影は、やがて
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)