“ぜんかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
全艦50.0%
前姦50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『大佐(たいさ)來(きた)! 大佐(たいさ)來(きた)る! 櫻木大佐(さくらぎたいさ)の電光艇(でんくわうてい)來(きた)る※。』と叫(さけ)ぶ響(ひゞき)は砲聲(ほうせい)の絶間(たえま)、全艦(ぜんかん)に鳴(な)り渡(わた)ると、軍艦(ぐんかん)「日(ひ)の出(で)」の士官(しくわん)水兵(すいへい)一時(いちじ)に動搖(どよ)めき。
もし朝廷において一時の利得を計り、永久治安の策をなさない時には、すなわち北条(ほうじょう)の後に足利(あしかが)を生じ、前姦(ぜんかん)去って後奸(こうかん)来たるの覆轍(ふくてつ)を踏むことも避けがたいであろう。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)