“ぜっか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舌禍50.0%
絶佳25.0%
舌火25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たまたま朝倉先生の五・一五事件批判の舌禍ぜっか事件が発生し、つづいて教職辞任となり、そのことで二人の間に二三回手紙をやり取りしている間に、どちらも願ったりかなったりで
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
絶佳ぜっか明媚めいび山水さんすい粉壁朱欄ふんぺきしゅらん燦然さんぜんたる宮闕きゅうけつうち、壮麗なる古代の装飾に囲繞いじょうせられて、フランドル画中の婦女は皆脂肪あぶらぎりてはだ白く血液に満ちて色赤く、おのが身の強健に堪へざる如く汗かけり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「やれば、やらせておく。もし王倫おうりんと林冲の二人の舌火ぜっかが、あやふやな妥協にでも終りかけたら、この呉用が横ヤリを入れ、三寸不爛ふらんの舌さきで、二人の舌戦ぜっせんあおり立てる。見てござらッしゃい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)