“舌禍”の読み方と例文
読み方割合
ぜっか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
というふうに、時もわすれ、舌禍ぜっかの難も知らぬげに、残暑の蠅を、蠅叩きで、叩きながら、藤原氏の華奢我欲をののしり出すのである。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たまたま朝倉先生の五・一五事件批判の舌禍ぜっか事件が発生し、つづいて教職辞任となり、そのことで二人の間に二三回手紙をやり取りしている間に、どちらも願ったりかなったりで
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)