“せえふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
財布100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十五日目にちめらなくつちや財布せえふふくれねえが、またひやくでもつこはねえかんな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
板子を持ってそッと其の侍のうしろへ廻り、どやそうとすると、ひょいと飛びやアがって引っこ抜いたから、驚いて船へ逃込み、慌てゝ川中へ漕ぎ出しながら、と見ると船の中に財布せえふが一つ有った
ぺえ/\と云ってグーッと引掛ひっかけたが、銭がねえんだが馴染の顔だからね、これ/\の災難せえなんに逢って布団のええだ財布せえふを忘れて来て、取りにく事が出来ねえから明日あしたの晩まで貸しておくれというと