“じっしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
実習50.0%
十襲50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日実習じっしゅうんでから農舎のうしゃの前に立ってグラジオラスの球根きゅうこんしてあるのを見ていたら武田たけだ先生も鶏小屋にわとりごや消毒しょうどくだか済んで硫黄華いおうかをずぼんへいっぱいつけて来られた。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
四月八日 水、今日は実習じっしゅうはなくて学校の行進歌こうしんか練習れんしゅうをした。僕らが歌って一年生がまねをするのだ。けれどもぼくは何だかしつけられるようであの行進歌こうしんかはきらいだ。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
必ずしも十襲じっしゅう珍蔵というほどではなくとも、物が堅固けんごなだけに重代の品が多く、従ってどうして手に入れたか、どこの海岸へ漂着したものかを、今となっては尋ね知ることがかたい。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
今でも私は十襲じっしゅうして愛蔵しているが、近頃コロムビア会社が、十数年雌伏しふくしていたロージングを再び音楽界にたしめ、ムソルグスキー歌曲集六枚二輯をレコードしてくれたことは