“しゞみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貧乏びんぼうなればこそしゞみかつがせて、此寒空このさむそらちいさなあし草鞋わらじをはかせる親心おやこゝろさつしてくだされとて伯母おばなみだなり。
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
小僧は笊に殘つてゐたすこしばかりのしゞみを、河の中へ底を叩いてあけてしまつた。お爺さんは掌に河水をすくつて、笊の底に乾ききつてゐる貝へかけてゐる。はたの若い者が調戲からかつて
佃のわたし (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
の高い水に砂吐くしゞみかな
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)