“しんびょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神妙42.9%
神廟35.7%
心病7.1%
新廟7.1%
神渺7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふるに俊雄はひたすら疇昔きのうを悔いて出入ではいりに世話をやかせぬ神妙しんびょうさは遊ばぬ前日ぜんに三倍し雨晨月夕うしんげっせきさすが思い出すことのありしかど末のためと目を
かくれんぼ (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
遷宮せんぐうの執り行いもなく、神廟しんびょうの荒れようはかしこき極みであったし、国家的な神事も久しくえたままになっていたので、信長は、新宮御造作のことを思い立ち、昨年来
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
神経衰弱——源内流げんないりゅうでいえば、心病しんびょう、あるいは心労症というに違いない。常に不安を感じ、焦躁しょうそうにかられ疑心にくらまされ、幻覚をえがく。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その日、四月十二日、頼朝夫妻は、亡父義朝の新廟しんびょう——南御堂の柱立はしらだての式に臨場していた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
吉平はもと洛陽の人で本草ほんぞうにくわしく、つとに仁徳があって、その風采は神渺しんびょうたるものがあり、当代随一の名医といわれていた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)