“しんてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
信恬40.0%
伸展20.0%
辰天20.0%
進展20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘭軒は初め名は力信りよくしんあざな君悌くんてい、後名は信恬しんてん字は憺甫たんほと云つた。信恬は「のぶさだ」とませたのである。後の名字は素問上古天真論の「恬憺虚無、真気従之、精神内守、病従安来」より出でてゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
頑然がんぜん、信長に対抗している敵は、由来、長曾我部元親ちょうそかべもとちかであったが、信長は、その敵に対して、三好みよしの一族を遠くから援護して当らせ、ともかく今日までは、その伸展しんてんを制して来た。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
男女の戒名は、「淨譽了蓮居士、寛政八辰天しんてん七月初七日」と「蓮譽定生大※、文政五午天ごてん八月二十日」とで、其中間に後に「遠譽清久居士、明治三十九年十二月十三日」の一行が彫り添へてある。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
近來きんらい世界せかい文運ぶんうん急激きふげき進展しんてんしたのと、國際的交渉こくさいてきかうせふいそがしくなつたのとで、わがくににおいても舊來きうらい言語げんごだけでははなくなつた。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)