“三好”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みよし90.9%
さんこう9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多年、乱脈な暴状をきわめていた室町幕府の内輪うちわもめがまた、自爆をんで、三好みよし、松永の両党が、将軍義輝を殺したのは、その年の前年六月だった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
簡単な挨拶が各自の間に行われる間、控目にみんなのうしろに立っていた彼女は、やがて自分の番が廻って来た時、ただ三好みよしさんとしてこの未知の人に紹介された。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
賀々寿々かがすずの新内と、三好さんこうの酔っぱらいに一寸ちょっと涙ぐましくなっていい気持ちであった。少しばかりの金があれば、こんなにも楽しい思いが出来るのだ。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)