“しんいち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
信一28.6%
進一28.6%
伸一14.3%
新一14.3%
新市14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
泣きんで、はじめて両手をついて、「このたびは娘がいろいろと……」柳吉に挨拶し、「弟の信一しんいち尋常じんじょう四年で学校へ上っとりますが、今日きょうは、まだ退けて来とりまへんので」
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
神山さんには、中学一年生の進一しんいち君と、小学校五年生のサナエちゃんという、ふたりのこどもがありました。そのふたりが、いまサナエちゃんの部屋で、なにかいいあらそっているのです。
魔法人形 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
大島小學校おほしませうがくかう命名めい/\して老先生らうせんせい紀念きねんとなし一切いつさいのことを若先生わかせんせい伸一しんいちまかしてしまつたのです。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
新一しんいちはいるか。ウン、いるなら、すぐわしの書斎へ来るように云ってくれ。大事な話があるからとな。いいか、すぐにだよ」
偉大なる夢 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
備後絣びんごがすり」も「伊予絣いよがすり」や「久留米絣くるめがすり」などと共に、名を高めた産物であります。蘆品あしな新市しんいち町には今も多少は手機てばたの音が響きます。しかし今までのような勢いはなくなりました。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)