“しんあん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
新安40.0%
晋安20.0%
心闇20.0%
神案20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年三十に近くして、愚庵ぐあんきゅう和尚に径山けいざんに従って禅学を習う。いとまあれば内外の典籍を披閲ひえつしてもって才識に資す。因って河南かなん二程先生にていせんせいの遺書と新安しんあん晦庵朱先生かいあんしゅせんせいの語録をる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
その年、審知は兄の王潮おうちょうと共に乱を起して晋安しんあんに勝ち、ことごとく欧閩おうみんの地を占有して、みずから閩王と称することになりました。
という大将が兵を率いて晋安しんあんに攻め向うことになりました。呉は新しくらせた剣を持っていまして、それが甚だよく切れるのです。彼は出陣の節に、その剣をたずさえて梨山の廟に参詣しました。
三山の冠を被り、淡黄袍たんこうほうを著けて、玉帯をした者が神座へ坐って、神案しんあんに拠りかかり、その従者であろう十人あまりの者が、手に手にほこを持って階下の左右に別れて立っていた。
申陽洞記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)