“しらなみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シラナミ
語句割合
白浪60.6%
白波36.4%
白並3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あと白浪しらなみの寄せては返す、なぎさ長く、身はただ、黄なる雲をむかと、もすそも空に浜辺を引かれて、どれだけ来たか、海の音のただ轟々ごうごうと聞ゆるあたり。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
丁余ちょうよの上流では白波しらなみの瀬をなして騒いだ石狩川も、こゝでは深い青黝あおぐろい色をなして、其処そこ此処に小さなうずを巻き/\彼吊橋の下を音もなく流れて来て
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
ひとりでのみこんで、斗南となみ白並しらなみというところにある御船番所の御小人に推挙してくれた。
奥の海 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)