“サアフ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白波50.0%
農奴50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雲は寄る寄るがけんで、ね返されたる倒波ローラアの如きあり、その下層地平線にれて、波長を減じたるため、上層とさつして白波サアフあは立つごときあり、これを照らすにかの晃々くわう/\たる大月あり
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
無言で行き遇つて、無言で通り過ぎたが、ツルゲネフの少年時代に、森蔭で農奴サアフの少女に、髪の毛をいぢられたことを、四十年も後になつてから、生々と描いてゐることをおもひ出した。
亡びゆく森 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)