“しょうれんげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
青蓮華66.7%
小蓮華33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その花びらが、幾つにも分けて見せる隈、仏の花の青蓮華しょうれんげと言うものであろうか。郎女の目には、何とも知れぬきよらかな花が、車輪のように、宙にぱっと開いている。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
ただ願うらくはかの如来にょらい大慈だいじ大悲だいひ我が小願の中において大神力を現じ給い妄言もうげん綺語きご淤泥おでいして光明顕色けんじき浄瑠璃じょうるりとなし、浮華ふかの中より清浄しょうじょう青蓮華しょうれんげを開かしめ給わんことを。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
そうでなければ、小蓮華しょうれんげ大日だいにちたけを通って、大池へ下りましょうか、大池から蓮華温泉へ出て一晩泊りましょうか。或いはまた、真直ぐに大町まで出たものでしょうか。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)