“しゃくぶく”の漢字の書き方と例文
カタカナ:シャクブク
語句割合
折伏100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
那須野ヶ原の古樹のくいに腰を掛け、三国伝来の妖狐ようこを放って、殺生石の毒をあびせ、当番のワキ猟師、大沼善八を折伏しゃくぶくして、さて、ここでこそと、横須賀行の和尚の姿を、それ、髣髴ほうふつして
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「売国的邪宗門としてのマルキシズムの鬼畜的思想運動」を折伏しゃくぶくしようと思うことも出来るし、又もう少し賢明な場合にはマルクス主義を華厳教や空観に帰着せしめたりすることも出来る。
範疇の発生学 (新字新仮名) / 戸坂潤(著)
応永のころ一条戻橋もどりばしに立って迅烈じんれつ折伏しゃくぶくを事とせられたあの日親という御僧——、義教よしのり公のいかりにふれて、舌を切られ火鍋ひなべかぶらされながらつい称名しょうみょう念仏を口にせなんだあの無双の悪比丘あくびく
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)