“しやくぶく”の漢字の書き方と例文
語句割合
折伏100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや。わたくしは群生ぐんしやう福利ふくりし、憍慢けうまん折伏しやくぶくするために、乞食こつじきはいたしますが、療治代れうぢだいいたゞきませぬ。」
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
大聖威怒王だいしやうゐぬわう折伏しやくぶくの御劒をも借り奉り、迦楼羅かるらの烈炎の御猛威おんみやうゐにもり奉りて、直に我が皇の御敵を粉にも灰にもくだき棄て申すべし、さりながら皇の御敵の何処いづくの涯にもあらばこそ
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
絶對無二の大眞理が古今の哲學を殘なく折伏しやくぶくし、融會し、若くは悉く併呑統一して宇宙を貫き、太陽系を花鬘はなかづらともし、「ネプチユウン」の軌道をば靴紐くつひもともし、無上無比不増不減の妙光をはなちて
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)