“しおひがり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
汐干狩85.7%
潮干狩14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ちょっと見ろよ」と栄二は海のほうへ顎をしゃくった、「もう汐干狩しおひがりをやってるぜ」
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
時候は立春、暮春ぼしゅん余寒よかんあたたかうらら長閑のどか日永ひながの類をいふ。人事は初午はつうま二日灸ふつかきゅう涅槃会ねはんえ畑打はたうち雛祭ひなまつり汐干狩しおひがりの類をいふ。天文は春雪、雪解、春月、春雨、霞、陽炎かげろうの類をいふ。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
よく訊いてみると、きのうは旧暦の三月三日で大潮おおしおにあたるというので、老人は近所の人たちに誘われて、ひさしぶりで品川へ潮干狩しおひがりに出かけると、花どきの癖でひる頃から俄か雨がふり出して来た。
半七捕物帳:32 海坊主 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)