“さんくわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山花20.0%
山華20.0%
山貨20.0%
産科20.0%
酸化20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四日、晴。山花さんくわ(山あぢさゐ)を折り、渓水にて茶を煮(霜の花)、墨形落雁(古嶹所贈こたうのおくるところ)、並に香華燈燭を以て棭翁を祭る。夕方盃を
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
札幌の大した新聞ではないが、社長の伊東山華さんくわ君が志士的な愉快な人だ、生れは福島県の若松藩だが帝大の専科を
札幌時代の石川啄木 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
城の門あらし立つなり長白の山貨さんくわの車あつまる時に
ニツケルの産科さんくわ器械きかいのごときはししてひか
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
藤色ふぢいろ薔薇ばらの花、決着けつちやくの惡い藤色ふぢいろ薔薇ばらの花、波にあたつて枯れ凋んだが、その酸化さんくわしたはだをばなるたけ高く賣らうとしてゐる、僞善ぎぜんの花よ、無言むごんの花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)