“さふらん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サフラン
語句割合
洎芙藍27.3%
番紅花18.2%
番紅18.2%
蕃紅花18.2%
洎天藍9.1%
泊夫藍9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つつましき朝の食事に香をおくる小雨に濡れし洎芙藍さふらんの花
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あはれ、また、野辺のべ番紅花さふらん
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
番紅さふらんの如く盛に咲きかがやき
帝大聖書研究会終講の辞 (新字新仮名) / 矢内原忠雄(著)
鍵を下して窓からげ去ると云うことは、考えられることではあるが、しかし窓の高さは少なくとも二十フィートはあったし、かつその下には、蕃紅花さふらんの花床があって爛漫と咲きうずまっているのであったが
混合酒ワレヌーハ洎天藍さふらん入りの火酒ウォツカがチューブを誘ひ寄せもしたであらうけれど、こんな暗夜に彼を煖炉ペチカから引き離して、家からおびき出すことはちよつと誰の手にもをへることではなかつた。
また其処では蜜飯クチャのほかに混合酒ワレヌーハや、洎天藍さふらんけた火酒ウォツカや、まだそのほかいろんな料理が出るに違ひなかつた。さうすると、チューブの娘で、村一番といふ美人が、一人で家に残ることになる。
雪が降るまで咲きつゞけると云ふ牧場の泊夫藍さふらん、お前は笑つてゐるのか、それとも、夢を見てゐるのか。
チロルの旅 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)