“さてつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蹉跌93.7%
砂鉄3.2%
砂鐵1.6%
磋跌1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幾度か失望し蹉跌さてつして後、一八六四年、幸運はバイエルン国王ルードウィッヒ二世の使者となってワグナーを訪れたのである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
「ああ、これぐらいでいいだろう。これなら、たくさん砂鉄さてついつくぜ。」と、ひとのよいおじさんは、わらって、磁石じしゃくとしちゃんにわたしてくれました。
白い雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
外から砂鐵さてつにほひを持つて來る海際の午後
メランコリア (旧字旧仮名) / 三富朽葉(著)
十八日下田に達し、千辛万苦の末二十七日の夜二時頃漁舟を盗みこれに乗じて米国の旗艦に赴かんとし、遂にこれに達したれども、米将その志をみしその事を許さず、壮志磋跌さてつしこうしてこの蹉跌
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)