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つまずき
ふりがな文庫
“つまずき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
蹉跌
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蹉跌
(逆引き)
一生の身の
蹉跌
(
つまずき
)
から、実は弟達に
逢
(
あ
)
うことを遠慮するような人である。未だ森彦には一度も逢わずにいる。三吉に逢うのは
漸
(
ようや
)
く二度目である。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
旧
(
ふる
)
い小泉の家を
支
(
ささ
)
えようとしている実が、
幾度
(
いくたび
)
か同じ
蹉跌
(
つまずき
)
を繰返して、その度に暗いところへ
陥没
(
おちい
)
って行く
径路
(
みちすじ
)
は、ありありと彼の胸に浮んで来た。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
平田門人としての彼は、復古の夢の成りがたさにも、同門の人たちの
蹉跌
(
つまずき
)
にも、つくづくそれを知って来た。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
不図
(
ふと
)
した身の
蹉跌
(
つまずき
)
から、彼も入獄の苦痛を
嘗
(
な
)
めて来た人である。赤
煉瓦
(
れんが
)
の大きな門の前には、弟の宗蔵や三吉が迎えに来ていて、久し振で
娑婆
(
しゃば
)
の空気を呼吸した時の
心地
(
こころもち
)
は、未だ忘れられずにある。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
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