“さきゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
砂丘81.8%
沙丘18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また山の近くには細かい砂利のあること、ことに北上山地のへりには所々この泥岩層の間に砂丘さきゅうあとらしいものがはさまっていることなどでした。
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
砂丘さきゅうの下で一泊した、三日目の朝に、一同はこれより北は砂漠さばくであることをたしかめたので、ふたたび一泊河へひきかえし、南の岸にわたった
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
巨男おおおとこのむくろは月桂樹げっけいじゅの葉でおおわれて都の東にある沙丘さきゅうほうむられました。
巨男の話 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
ちょうど私の立っている場所から沙丘さきゅうがだらだらとくだり坂になったあたりに、葭簀よしず張りの茶店があって、声はその小屋から聞えて来るのです。私と小屋との間隔は五間と離れていませんでした。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)