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さかまち
ふりがな文庫
“さかまち”の漢字の書き方と例文
語句
割合
坂町
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坂町
(逆引き)
それを早くも聞き込んだのは、四谷
坂町
(
さかまち
)
に住むお城坊主牧野逸斎の次男万次郎であった。
半七捕物帳:50 正雪の絵馬
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
片側町
(
かたかはまち
)
なる
坂町
(
さかまち
)
は
軒並
(
のきなみ
)
に
鎖
(
とざ
)
して、
何処
(
いづこ
)
に
隙洩
(
すきも
)
る
火影
(
ひかげ
)
も見えず、旧砲兵営の
外柵
(
がいさく
)
に
生茂
(
おひしげ
)
る
群松
(
むらまつ
)
は
颯々
(
さつさつ
)
の響を
作
(
な
)
して、その
下道
(
したみち
)
の
小暗
(
をぐら
)
き空に
五位鷺
(
ごいさぎ
)
の
魂切
(
たまき
)
る声消えて、夜色愁ふるが如く
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
翌々日の諸新聞は
坂町
(
さかまち
)
に於ける
高利貸
(
アイス
)
遭難の一件を報道せり。
中
(
うち
)
に
間
(
はざま
)
貫一を誤りて
鰐淵直行
(
わにぶちただゆき
)
と
為
(
せ
)
るもありしが、負傷者は翌日大学第二医院に入院したりとのみは、一様に事実の真を伝ふるなりけり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
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