“さいぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
細胞50.0%
蔡瑁25.0%
才貌16.7%
才謀8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして十力じゅうりき金剛石こんごうせきは野ばらの赤いの中のいみじい細胞さいぼうの一つ一つにみちわたりました。
「先頃、丞相がご成敗になった蔡瑁さいぼうおいに、蔡和さいか蔡仲さいちゅうという者がいます。叔父蔡瑁がお手討ちになったため、いま謹慎中の身でありますが」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あらためて申すまでもなく、才貌さいぼうともにおうるわしく気高い武子姫に、御縁談の申込みは、すでに方々から集まっていました。中にも、先ず指を折られるのは、東本願寺の連枝(法主の親戚しんせき)の方でした。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
わしが再びそんな魔道に落ちぬのも、養うて下さる御主人のおかげと常に思うていたら——その才謀さいぼう学識の人いちばい優れている御主人が、地獄の火放ひつけをなされようとは。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)