“ごえいか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御詠歌87.5%
御咏歌12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いいやな、おめえ、ここは四国二十三番の札所ふだしょだ、御詠歌ごえいかぐらいはおつとめしなくっちゃ、霊地へ対して申しわけがない。そこでぼつぼつ始めるが……オイ、源次ッ」
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
是も同じ扮装いでたち若衆頭わかしゅあたま、白い脚半に甲掛草鞋笈摺を肩に掛け、柄杓を持って御詠歌ごえいかを唄って巡礼に御報謝ごほうしゃを…はてなの人も一人で流している、私は随分今まで諸方を流して慣れてるから
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
十二ばん岩間寺いはまでらす巡礼の者であらう、ねむいやうな御咏歌ごえいかふし山越やまごしに響いて、それもついきこえなくなつて了つた。
茸の香 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)