“若衆頭”の読み方と例文
読み方割合
わかしゅあたま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼も中々気象が勝って居て、男の様で、ベタクサした女の様な事が嫌いだから、今迄は男のつもりで過ぎたが、もう今年は十六歳じゃ、十六と成っては若衆頭わかしゅあたまでも何処どこか女と見え
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
小兼が若衆頭わかしゅあたま裁附たっつけとやらいうものを穿いて、金棒曳かなぼうひきになって、肌を脱いで、襦袢の袖が幾つも重なって、其の美しいこと何ともかんともいえなかった、愚僧わしは其の時ぞっこん惚込んだが
是も同じ扮装いでたち若衆頭わかしゅあたま、白い脚半に甲掛草鞋笈摺を肩に掛け、柄杓を持って御詠歌ごえいかを唄って巡礼に御報謝ごほうしゃを…はてなの人も一人で流している、私は随分今まで諸方を流して慣れてるから
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)