“こわたり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
古渡88.9%
小渡11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「サア、親分、神輿(みこし)を上げて下さいよ、今度こそ本当の大変、——古渡(こわたり)りの大変ッ」
古渡(こわたり)の錫(すゞ)の真鍮象眼(しんちゅうぞうがん)の茶托(ちゃたく)に、古染付(ふるそめつけ)の結構な茶碗が五人前ありまして、朱泥(しゅでい)の急須(きゅうす)に今茶を入れて呑もうと云うので、南部の万筋(まんすじ)の小袖(こそで)に白縮緬(しろちりめん)の兵子帯(へこおび)を締め、本八反(ほんはったん)の書生羽織(しょせいばおり)で
秋風(あきかぜ)に白波さわぎと萬葉集にうたはれたのは思(おも)へば久遠の時代であるやうだけれど、平(たひら)の將門(まさかど)が西の大串(おほくし)から、東(ひがし)の小渡(こわたり)へ船を漕いだ時は、一面の水海(みづうみ)だつたとはいふまでもない。
筑波ねのほとり (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)