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こわた
ふりがな文庫
“こわた”の漢字の書き方と例文
カタカナ:
コワタ
語句
割合
古渡
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古渡
(逆引き)
と、骨董好きが
古渡
(
こわた
)
りの
茶盌
(
ちやわん
)
でも見るやうな、うつとりした眼つきで自分の手首に
穿
(
はま
)
つた手錠に
見惚
(
みと
)
れてゐる。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「全く退屈ぢやありませんか、ね親分。こんな
古渡
(
こわた
)
りの退屈を喰つちや、御用聞は腕が
鈍
(
にぶ
)
るばかりだ。なんか斯う胸へドキンと來るやうな事はないものでせうか」
銭形平次捕物控:103 巨盗還る
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
形
(
かた
)
の如く
結城
(
ゆふき
)
の
単衣物
(
ひとへもの
)
に、八反の平ぐけを締めたのが、上に羽織つた
古渡
(
こわた
)
り
唐桟
(
たうざん
)
の半天と一しよに、その苦みばしつた男ぶりを、一層いなせに見せてゐる趣があつた。
鼠小僧次郎吉
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
こわた(古渡)の例文をもっと
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