“これにすぎず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不過之66.7%
不過此33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがし餘儀なき仔細によつて昨年以来御鼻を狙ひ候処今宵首尾よく本懐を達し満悦不過之これにすぎず決而々々けつして/\御命迄は申受もうしうけずこれより後は御心安かるべく候
得ば本会の面目不過之これにすぎずと存そろ何卒なにとぞ御賛成ふるって義捐ぎえんあらんことを只管ひたすら希望の至にえずそろ敬具
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
陳者のぶれば客歳六月該場開業之みぎり、各位御招待申上候御報謝として、華麗之引幕一張御恵賜被成下、御芳志之段難有ありがたく奉拝受候。就ては該場現今之光栄は申すに不及およばず、後代之面目と相成、大幸不過此これにすぎずと奉存候。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)