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こぶり
新「ヘイ大きに雨が
小降になりました様子で、是で
私はお
暇を致そうと存じます」
出て
戻る頃漸々東が
白み出し雨も
小降に成たる故
浮羅々々戻る
向より
尻つぺた迄
引端打古手拭で
頬冠り
傘をも指ずに
濡しよぼ
垂小脇差をば後ろへ廻し
薄氣味惡き
坊主奴が來るのを見れば長庵故
傘を
庄「だが
好い塩梅に少し
小降になった」
“こぶり”の意味
《名詞1》
雨などの降り方が弱くなること。
《名詞2》
バットなどを小さく振ること。
大きさなどが他と比べて小さいこと。
(出典:Wiktionary)