“げっしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
月性33.3%
月照33.3%
月樵16.7%
月清16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安政二年三月彼が月性げっしょうに与えたる書中に曰く、「天子に請うて幕府を撃つの事に至っては、殆んど不可ふかなり」
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
(と、洛東清水寺成就院じょうじゅいんの住職、勤王僧月照げっしょうの忠実の使僕しもべ大槻おおつき重助は物語った)さて裏門から出て見ますると、その門際もんぎわに顔見知りの、西郷吉之助様(後の隆盛)が立っておられました。
犬神娘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
月樵げっしょうの『不形画藪ふけいがそう』を得たるは嬉し。そのほか『鶯邨画譜おうそんがふ』『景文花鳥画譜』『公長略画』などり出し置く。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
一羽の鶴のくちばしと足とを組合せてやや複雑なる線の配合を作つてゐるのは公長こうちょう。最も奇抜なのは月樵げっしょうの画で、それは鶴の飛んで居る処を更に高い空から見下した所である。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
「与三左衛門。仔細は、月清げっしょうからも聞いたであろう。間もなく、自害におもむくこの宗治ぞ。相見るも今のみ。年来のそちの奉公、あらためて礼をいうぞ」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、兄の月清げっしょう入道に
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)