“けんれん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
眷恋33.3%
見連33.3%
捲簾11.1%
牽聯11.1%
牽連11.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君近日しきりに法廷に立つ、に離別の旧妻に対して多少の眷恋けんれんもよほすなからんやと、誠に然り、余が弁護士の職務をなげうつてよりすでに八星霜
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
冥王の勧めに従い、辺先生に業を求めんとするに人間が我をおそるるを憚り、人に化して汝と同師につかえ、一年を経ずして学問既に成り、泰山主簿に任じて二年になるが、兄弟分たる汝と別るるに忍びず、眷恋けんれん相伴うて今に至った。
見連けんれんといった、見巧者みごうしゃ、芝居ずきの集まった、権威ある連中の来た時など、祝儀をもらった出方でかたが、花道に並んでその連中に見物の礼を述べたり
あらぬ噂も立つ、またその上に大阪役者の中村芝雀しばじゃく(後に雀右衛門)を従兄妹いとこにもっていたので、東上のおりには、引幕をおくったり見連けんれんを催したりする、彼女の生活の色彩は、いよいよ華やかであった。
竹本綾之助 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
悟浄がかつて天上界てんじょうかい霊霄殿りょうしょうでん捲簾けんれん大将を勤めておったとは、この河底で誰言わぬ者もない。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
その互いの移動牽聯けんれん、もしくは遠く近くの反映を、サビとかホソミとかその他色々の新しい用語で説こうとはしていたけれども、宗匠そうしょうは意外に早く世を去り、旧式の教育を受けた俳諧師はなお国内にあふれていて
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
けだしこの書は彼が松陰蹈海とうかいの罪に牽連けんれんせられて、安政元年四月よりつながれて獄にある七箇月の間、筆研を禁ぜられたるがために、黙録臆記になるものにして、あたかも松陰の『幽室文稿』とその趣きを同じうす。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)