“けにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ケニン
語句割合
家人97.5%
化人2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天文十八年、法師丸が十三歳の秋、牡鹿山の城が管領畠山はたけやま氏の家人けにん薬師寺弾正政高やくしじだんじょうまさたかの兵に囲まれ、籠城ろうじょうは九月から十月にわたった。
かく云う我らは伊勢の豪族北畠家の家人けにんとして弓手ゆみての一人に数えられたるくろがね主馬之介と申す者、故あって主家を浪人し今では花村家の食客かかりゅうど
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
『七大寺巡礼記』は化人けにんの説をあげている。竹田佐古女たけだのさこめが造ったというが、その佐古女は化人だ、というのである。いずれにしても時人を驚かせる出来事があったらしく思われる。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)